2020/06/29 23:13
高校からテニスを始めようと決めていた入学前、 親からもらったお金を握りしめて 私は渋谷のウインザーに向かいました。 そりゃ、お目当ては当時のチャンピオン 使用モデルなわけですよ。 ラケットはジミー・コナーズのウイルソン・T2000。 ウッドのラケットには目もくれず… スチール製の輝きがかっこよかった。 シューズはジョン・マッケンローのナイキ・フォレストヒルズ。 サックスのスウッシュがステキなんですわ。 そして、ウエアはもちろん、ビヨン・ボルグのフィラ。 なんて上手くいくはずがないわけで… 当時のお高いフィラなんて、 お金が足りるわけが、ない… どないするねん、中坊… チャンピオン…チャンピオン…チャンピオン… 途方に暮れる私の目に飛び込んできたポスター。 「あ、この人もチャンピオンだ!」 で、選んだウエアは福井烈のデフィ。 確か日本のラケットメーカー「KAWASAKI」が 出していたテニスウエアです。 ウイルソン・ナイキ、そして、デフィ。 今思えば、当時からトンチンカンな感じ… かと言って別にずっとトンチンカンなテニスライフを 送っていたわけではありませんが…